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少年野球審判入門講座

 1.審判の心得
 2.ポジショニング
 3.外野への打球の際の各審判の責任
 4.見る位置の基本形
 5.審判の動き −無走者−
 6.審判の動き −走者1塁−
 7.審判の動き −走者2塁−
 8.審判の動き −走者3塁−
 9.審判の動き −走者1・2塁−
10.審判の動き −走者1・3塁−
11.審判の動き −走者2・3塁−
12.審判の動き −満塁−(走者1・2・3塁)
13.審判の動き −満塁−(2塁塁審が外側に位置した場合および内野手が前進守備の場合)
14.用語集


1.審判の心得
  1. 常にボールから目を離さない。
  2. 選手の邪魔にならない良いポジショニングをとる。
     タッグプレイは近くで、フォースプレイは離れて見ましょう。
  3. ジャッジを下す前は、停止して腰を落とし軽く手をひざに添えプレイを良く見ましょう。
     走りながらのジャッジはだめ。
  4. ジャッジは早まらず。特にアウトはプレイが完了してから一呼吸置いて。
  5. きわどいプレーのジャッジは、ゼスチャー・コールを大きくしましょう。
  6. 勇敢にそして公平にジャッジしましょう。
     自信のなさそうな態度はよくありません。万一ミスしたとしてもその場は堂々と、ベンチや周りの声を気にしない。(後で反省しましょう。)
  7. 一つのジャッジに失敗しても、次のジャッジは正確にしましょう。決して埋め合わせはしないように。

   《用具》

   ○インジケーター

     以下は、球審を務める時に必要です。
   ○刷毛

   ○マスク

   ○プロテクター

    《服装》

    ○ボーイズ規定のもの 


2.ポジショニング

ケース
略         図
要         点
無走者
(ランナーがいない)
の場合
1塁塁審、3塁塁審
  • ベース後方約6m(芝の境くらい)のラインぎわ(外)に立ちます。
2塁塁審
  • ベースの後方(芝の部分)に位置し、3塁と2塁の延長線上に立ちます。
走者3塁のみの場合 1塁塁審
  • ベース後方約6m(芝の境くらい)のラインぎわ〔外)に立ちます。
2塁塁審
  • ベースの後方(芝の部分)に位置し、1塁と2塁の延長線上に立ちます。
3塁塁審
  • 索制によるタッグプレーが確認できる位置
走者が上記以外の場合(1塁、1・2塁、1・3塁、2塁、2・3塁、満塁) 1塁塁審
  • ベース後方約6m(芝の境くらい)のラインぎわ(外)に立ちます。
2塁塁審
  • 内野内に位置し、その位置は2塁ベースの1塁より、3塁よりどちらでもかまいません(通常1塁寄りに位置する場合が多い)。
    ただし、内野手が前進守備をとった場合、外に位置することもあります。
3塁塁審
  • 索制によるタッグプレーが確認できる位置



3.外野への打球の際の各審判の責任

ケース
略         図
要         点
無走者
(ランナーがいない)
の場合
2塁塁審
  • レフト定位置から、ライト定位置までの打球に責任を持ちます。
1塁塁審
  • ライト定位置から、ライト線寄りの打球に責任を持ちます。
3塁塁審
  • レフト定位置から、レフト線寄りの打球に責任を持ちます。
走者3塁のみの場合 2塁塁審
  • レフト定位置から、ライト定位置までの打球に責任を持ちますが、レフト線寄りの打球以外のレフトへの打球にも責任を持ちます。
1塁塁審
  • ライト定位置から、ライト線寄りの打球に責任を持ちます。
3塁塁審
  • レフト定位置から、レフト線寄りの打球に責任を持ちます。
走者が上記以外の場合(1塁、1・2塁、1・3塁、2塁、2・3塁、満塁) 2塁塁審
  • 内野内い位置し、外野への飛球〔ライナー)に対する責任は持ちません。
1塁塁審
  • センター定位置からライト線寄りの打球に責任を持ちます。
3塁塁審
  • センター定位置から、レフト線寄りの打球に責任を持ちます。


4.見る位置の基本形

ケース
略         図
要         点
シュートゴロを1塁に送球した場合の例
   
  • ショートゴロと見極めた後、フィールド内にすばやく移動(ショートと1塁ベースを結ぶ線と直角でベースから4〜5mの位置)し、ジャッジします。




ライトゴロを1塁に送球した場合の例
  • ライトゴロと見極めた後、ライトと1塁ベースを結ぶ線と直角でベースから4〜5mの位置にすばやく移動し、ジャッジします。






5.審判の動き −無走者−

ケース
略         図
要         点
レフトよりライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL(球審)
  • 3塁での”プレイに備える”
1B(1塁塁審)
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、球審が3塁へ移動したら、本塁での”プレイに備える”
2B(2塁塁審)
  • 2塁での”プレイに備える”
3B(3塁塁審)
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
レフトとライトの間の打球を2塁塁審が追った場合 PL
  • 3塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、球審が3塁へ移動したら、本塁での”プレイに備える”
2B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
3B
  • 2塁ベース内野内に移動し、2塁での”プレーに備える”
ライトよりライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、1塁および本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 2塁での”プレイに備える”
3B
  • 3塁での”プレーに備える”

”プレイに備える” 
     打球および送球の行方を確認し、走者の行動を観察しながら塁上でのプレイに備えること。

”プレイが一段落するまで”
     打球が処理され、野手から内野方向に返球されるまでをいう。

”タッグアップなど”
     走者のタッグアップ、追越し、オブストラクションの確認などをいう。



6.審判の動き −走者1塁−

ケース
略         図
要         点
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 3塁での”プレイに備える”
1B
  • 1塁走者の行動(タッグアップなどを含む)および打者走者の1塁触塁を確認し、球審が3塁へ移動したら、本塁での”プレイに備える”
2B
  • 視野を広げながら(ステップバック)1塁走者の2塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
センタより1塁ライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 1塁走者の行動(タッグアップなどを含む)および打者走者の1塁触塁を確認し、1塁および本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 視野を広げながら(ステップバック)1塁走者の2塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
3B
  • 3塁での”プレーに備える”



7.審判の動き −走者2塁−

ケース
略         図
要         点
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合(2塁走者がタッグアップ) PL
  • 3塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、球審が3塁へ移動したら、本塁での”プレイに備える”
2B
  • 走者のタッグアップを確認し、2塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
センタより1塁ライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 視野を広げながら〔ステップバック)1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁での”プレーに備える”


8.審判の動き −走者3塁−

ケース
略         図
要         点
レフトよりライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での”プレイに備える”
    打球がフェアヒットになった場合は、3塁走者の本塁触塁を確認しながら3塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、球審が3塁へ移動したら、本塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
レフトとライトの間の打球を2塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
3B
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での”プレーに備える”
ライトよりライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、3塁での”プレーに備える”



9.審判の動き −走者1・2塁−

ケース
略         図
要         点
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 2塁走者の3塁触塁を確認し、本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 1走者の2塁触塁を確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合(走者がタッグアップ) PL
  • 3塁での”プレイに備える”
1B
  • 1塁走者のタッグアップを確認し、本塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者のタッグアップを確認し、2塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
センタより1塁ライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 視野を広げながら〔ステップバック)1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁での”プレーに備える”



10.審判の動き −走者1・3塁−

ケース
略         図
要         点
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での”プレイに備える”
1B
  • 内野内に移動し、1塁走者の行動(タッグアップなどを含む)および打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 1塁走者の2塁触塁を確認し、2・3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
センタより1塁ライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 1塁走者および打者走者の1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁での”プレーに備える”



11.審判の動き −走者2・3塁−

ケース
略         図
要         点
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合(走者がタッグアップ) PL
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者のタッグアップを確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
センタより1塁ライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 視野を広げながら〔ステップバック)1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁走者のタッグアップおよび2塁走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレーに備える”

12.審判の動き −満塁− (走者1・2・3塁)

ケース
略         図
要         点
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 1塁走者の2塁触塁および打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
センタより3塁ライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合(走者がタッグアップ) PL
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での”プレイに備える”
1B
  • 1塁走者のタッグアップを確認し、2塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者のタッグアップを確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
センタより1塁ライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • 視野を広げながら〔ステップバック)1・2塁走者のタッグアップを確認し、1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁走者のタッグアップおよび2塁走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレーに備える”



13.審判の動き −満塁−
    (2塁塁審が外側に位置した場合および内野手が前進守備の場合)

ケース
略         図
要         点
レフトよりライン寄りの打球を3塁塁審が追った場合
PL
  • 3塁走者のタッグアップを確認し、本塁での”プレイに備える”
1B
  • 1塁走者のタッグアップまたは2塁触塁と打者走者の1塁触塁を確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 2塁走者のタッグアップまたは3塁触塁を確認し、3塁での”プレイに備える”
3B
  • 打球を追い、”プレーが一段落するまで”その場に留まる。
レフトとライトの間の打球を2塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 1・2塁走者のタッグアップをを確認し、1・2塁での”プレイに備える”
2B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”。その場に留まる。
3B
  • 3塁走者のタッグアップおよび走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレーに備える”
ライトよりライン寄りの打球を1塁塁審が追った場合 PL
  • 本塁での”プレイに備える”
1B
  • 打球を追い、”プレイが一段落するまで”その場に留まる。
2B
  • すばやく1・2塁間の内側に移動して、1・2走者のタッグアップを確認し、1・2塁での”すべてのプレイに備える”
3B
  • 3塁走者のタッグアップおよび走者の3塁触塁を確認し、3塁での”プレーに備える”



14.用語集

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